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虚像を追いかけながら

その先に何もないことだけは分かっている

岩本照の登場


ジャニーズワールドッ!

 
幕は開いた。


マントに身を包んだ彼。
刈り上げた金髪をしっかりと固めている。
お陰ですぐに見つけることが出来た。
凛々しい表情をした彼。
荘厳な音楽が鳴り響く。
マントに身を隠しながら、顔だけを出してゆっくりと階段を降りる彼。
バサっと全員同時にマントを翻す。
翻した瞬間出てきた紫色のきらきらと綺麗なスーツが彼は良く似合う。
階段でマントを使って踊る彼。
降りてくる彼。踊ってる彼。
左の方で大きな音がする。
何かが崩れたようだ。
彼はステージの右端に向かって、音のする方を見てから金髪をなびかせて走り去っていった。

また別の音楽が流れ出す。
サックスを持った誰かにスポットライトが当たる。
わたしは暗闇の中に彼の残像を追っていた。

彼はたしかにこの舞台に出ている。